前回は経営コンサルタントとしての基礎である、ロジカルシンキングについて書きました。今回はロジカルシンキングを用いた(初めての?)アウトプットである志望動機書ついて書いていきます。
志望動機の構成
志望動機書には「志望動機」と「貢献できること」の2点記載するとよいでしょう。それでは詳細について書いていきます
志望動機を書くステップ
志望動機なの内容は自由なのですが、必ずロジカルに記載してください。書く際のTipsを紹介します。
志望動機の棚卸
すでにこの時点で志望動機はある程度固まっていると思いますが、息を吸うようにロジカルに考えるコンサルタントへのアウトプットとしてはいまいちな出来だと思います。
今一度、なぜコンサルタントになりたいのか書きだしてみてください。以前とは異なる要素が出てくるかもしれません。
また新卒時に事業会社の面接を受けた方は、同じ業種でもその会社の特徴を調査して、なぜその会社でなければならないのかについて捻りだしたかと思います。これについては、面接までには必要ですが書類時点ではあまり重要でないため割愛してよいでしょう。なぜなら、事業会社では終身雇用を前提とした採用であるためその会社に魅力を感じているかが重要視されます。
一方でコンサルティング業界は3年で半分が転職する業界です。書類選考の段階ではまず関係ないといえます。逆にファーム毎に志望動機書を作成するのは効率が悪いです、汎用的なもので十分です
志望動機の深堀
ある程度志望動機が抽出されたら、続いては志望動機の深堀です。志望動機1つあたり最低3回はWhy Soを繰り返してください。
余談ですが、実際とあるファームの面接で5回以上「なんでそうおもったの?」と質問されました。。(ちなみに私の場合結果は散々でした。。。)
例えば、志望動機が「経営戦略を立案する立場になりたいから」とします。「なぜ経営戦略を立案する立場になりたいのか」と自身に尋ねてください。「XXXといった経験から経営戦略の重要性に気づき、、、、」など自身の志望動機を裏付けるための理由を固めてください。この際に忘れてはならないのが時間軸です。転職の志望動機とは「なぜ経営コンサルになりたいのか」ではなく「なぜいま経営コンサルになりたいのか」と尋ねられているからです。
理由と時間軸に分けて考えることでかなりすきっりとした志望動機になると思います。
実際に志望動機書に記載する内容は「なぜ経営コンサルになりたいのか」が第一階層だとすると、第二階層をタイトルにして第三階層を記載すればよいでしょう。
志望動機の深堀例
・経営戦略の重要性に気づいたため
エンジニアの年間目標と営業の年間目標の足並みがそろっていなく。。。
・新規事業開拓の戦略立案の業務に従事したい
目まぐるしく変化する環境の中。。。
貢献できることを書くステップ
こちらを記載しないと一方的な「貴社に入りたいです」といった押し売りになります笑。必ず記載するようにしてください。それではTipsを記載していきたいを思います。
相手をしる(企業分析)
志望するファームがどんなファームであるのか、どんな部分にひかれたのかについてはなんとなく、調査されていると思います。ただファームに貢献できることという目線でファームの調査をされている方は少ないのではないでしょうか。調べるポイントとしては「どんな能力(経歴)の人がほしいのか」「どんな人柄の人がほしいのか」といった視点でまずはHPなどを調査してみてはいかがでしょうか
自分を当てはめる
ファームが求める人材像を項目に細分化して自分に当てはめてみてください。いままでプロフェッショナルとして何年か業務を遂行してきた皆様なら必ず当てはまる項目があるはずです。それらの裏付けとして簡単な経験を書いてみてください。
貢献できることの例
「変革の遂行において、関係者を巻き込んで推進することができる点」と「ゴールに向けたスケジュール管理ができる点」2点で貴社に貢献できる。xxxPJにおいて私は。。。
以上、志望動機書について記載いたしました。 正直他業種への書類よりも作成するのに時間がかかると思いますが 自分の意志の確認や、ロジカルシンキングの練習にもなるので 焦らず、妥協なく、自分の納得いくクオリティに仕上げてください。
コンサルのことをもっと知りたい方は下記の本をよむといいと思います
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