【実体験】PMOがコンサルでつまらないと言われる訳

最近フリーコンサルの募集でも増えてきたPMOロールですが、一部のコンサルの間ではつまらないというレッテルが貼られているようです。今回はPMOってなんでつまらないって言われてるのか、実はつまらないと吐き捨てるほど甘いロールではないということを伝えられればと思ってます

こんな人にオススメ

☑️コンサルを目指していて、コンサルのPJ内容が知りたい方

☑️近々PMOロールでアサイン予定の方

そもそもPMOって何?

調べればすぐ出てきますが、ProjectManegementOfficeの略で「プロジェクトの進捗管理」を実施するロールです

コンサルのPMOってどんな役目?

下図がPMOロールが含まれるプロジェクト体制イメージになっています。
プロジェクトの大きさにもよりますが、多岐に別れる分科会ごとにコンサル(PMOと同じファームとは限らない)が入っていることもあります。
ちなみにPMは意思決定者でクライアント側のPJ責任者を指しています

この中でPMOの至上命題は「プロジェクトを遅延なく、適切かつ円滑に進める」ことです
この適切かつ円滑にっていうのがポイントで、人によって幅が出てきます。この点については後述します。

それでは、より具体的なPMOのタスクとつまらないと言われる訳について記載していきます

コンサルのPMOロールがつまらない訳

進捗管理がつまらない

よくあるのが、全分科会共通のWBSを作成させて週1や隔週で進捗を確認していく作業です。遅延がある場合は、遅延の影響をきいたり必要に応じてPMにイシューレイズや他分科会とのミーティングを調整します。

各分科会が何を実施した結果WBSが更新されているのがわからず、基本的にはWBSのタスクが「終わったか」または「終わってないか」の2択確認になります。
このため、面白みがないと考えるコンサルが多いようです

雑用がつまらない

  • 前述したWBSなどの分科会共通で作成する資料のテンプレートやルール(週1回WBSを更新して提出、月1回PMに状況報告を実施など)作成
  • ミーティングのアレンジ
  • 大きいプロジェクトとなれば頻繁にメンバーリストの更新

など手間がかかる割には目に見えたバリューが出づらく、深い思考も必要とされないので成長するにあたり必要ではないと考えるコンサルもいらっしゃるようです

風当たりが強い

前述したWBSの更新依頼やPMからの要望事項を各分科会に伝える役割もあります。このため、各分科会からしたら分科会内の検討事項に集中したいのに余計な仕事をもってくるのがPMOと捉えられてしますので各分科会からの風当たりは強いです。またPMからも各分科会の状況や要望事項(愚痴)を言われるのでさながら中間管理職のようなストレスを感じることが多いです。

PMOをつまらなくするコツ

そもそもPMOの捉え方が違うのかな〜と思ってます。
PMOってコンサルの他PJ(戦略でも業務改革でも)のプロジェクトマネージャーみたいな役割でプロジェクト全体の品質担保進捗管理クライアントコントロールを担っていてコンサルのプロマネでWBSの更新しかしないプロマネどこにいるっていう話ですよ。
ちゃんと頭を使ったPMOができるようになるコツを記載していきます

PJの論点を把握する

すでにタスク粒度に落とされたWBSを日々みているからPJの全体像がつかめないので、まずは初心に戻ってPJ全体では何が論点で何を達成すべきなのかを整理してみてください。そうすることで

  • 遅延リスクへの対応が円滑に行える
  • PMから懸念が出る前に何が懸念点になりそうかわかる
  • 各分科会で完了した検討結果に齟齬がないか確認できる

など1段も2段も深くPJの内容が理解できるようになっているはずです

各分科会からの報告に対して切り込む

例えば遅延報告があった場合ですが、
よくあるパターン  :遅延した理由はなんですか。遅延したタスクはいつ完了しますか
切り込んだパターン :残論点はなんですか、それではどのように論点を解消していきましょうか。この論点については早急にC分科会と議論が必要なのでASAPでミーティングを設定しますね

と各分科会がもっているタスクについて何すべきだからPMOのタスクはこれをしなきゃいけないんだと自信のタスクの必要性や優先度を確認・整理するようにするとバリューが出せます

以上、色々書きましたがPMOも捨てたもんじゃないので選り好みせずにまずは目の前のPJに対してポジティブに対応してもらえたら書いた意味もあったなと。

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