コンサルの激務に耐えるために【EQトレーニング】

今回は一般的に激務とされているコンサル業界で健康に生きていくために、どのようなことを実施すればよいのかについて書きます

コンサルが激務になる理由

激務って捉え方次第ではありますが、仕事の拘束時間が長いことを激務と定義してたまにはコンサルっぽく分類して書いてみます。かなり様々な理由で激務になりますので一概には言えないのですが。。

内的要因

PJスコープが広すぎた

そもそも仕事の分量が多い場合ですね。マネージャー以上がPJのゴールを読み間違えて提案して受注してくると起こります。

人が足りてない

PJの予算が少ない、あるいはPJ受注状況がよくスタッフ層が足りていない場合に起こります

PJを回している人材のスキル不足

プロジェクトマネージャー(プロマネ)とスタッフ層の折が合わなかったり、プロマネが偏屈な人でロジックなく方針変換したり気分屋だったりイメージ共有の仕方が下手だったり、スタッフ層がプロマネの意図をくみ取るのが下手だったりそもそも作業が遅かったり。悪口ばかりになるのでこの辺でやめておきます

外的要因

クライアントがめんどくさい

PJ中にスコープが変わったり、ゴールが変わったりはよくあることなのですが、クライアント側に感情的で、ロジカルでなく、気分屋な方がいるとなぜこのゴールに向かっているのかとかすんなりいく説明がいかず必要のない資料を作成するなどの無駄な(クライアントファストなので無駄っていちゃいけないか、でもさ色々あるんよ)工数がかかる場合などです。
もちろん、この辺をファシリテートするのがコンサルなのですがね
(ちなみにクライアントが納得せずコンサルとなかなか折が合わないことを「炎上した」といいます)

他にもいろいろありますが、つまりはコンサルに愚痴をきけばだいたいそれが激務な理由です

健康に(鬱にならずに)PJを乗り越えるために

上述したように理由は様々なため、必要なビジネススキルも多様になります(ファシリテーションやらExcel操作やらppt操作やらタスク管理やら)

必要なすべてのビジネススキルを高めて、激務にならないようにするとかそういう志は必要ですが、いきなりは無理です
なので激務になってもPJを完遂できる精神力について紹介したいと思います。

激務乗り越える精神力

ストレスによって精神的に。。ってよくわかります。ただ最近の研究によると「悩ませるのはストレス自体ではなく、そのストレスに直面した時に抱く無力感」だそうです

なので、ストレスに対して無力感を抱かないようにするためにどうすればよいのかを考えるべきです。そのためにはEQ(心の知能指数)を向上すると解決します。詳細は後述します

なぜEQの向上なのか(EQとは)

無力感を抱かないためには、ストレスが管理下にあると認識できることが重要です

注意を統制する能力(自己統制)

注意を統制する能力で、本当にストレス耐性があがるの?と懐疑的な方もいるかと(むしろ大半)思いますが、これには科学的なエビデンスがあります

神経画像研究者のジュリー・ブレフツィンスキー=ルイスらの研究によると
「瞑想の達人にネガティブな音声(女性の悲鳴など)を聞かせると偏桃体と呼ばれれる情動的な脳の領域が他の人に比べてあまり活性化しなかった」そうです

つまりどういうことかいうと、上司に詰められても情動的にならないということです

EQを向上させるトレーニング

もう記載しましたが、「瞑想」です。このトレーニングを積むことで、自己統制のみでなく自信の向上にもつながります。

瞑想をひとことでいっても様々なやり方がありますが、初心者には難しいものも多いので超初級編1つとそのほか2つのみ紹介します

超初級瞑想

なにもせずに2分間、座っていてください。以上
目は開けていようが、いまいがどちらでも構いませんが目を開けていると注意が散漫になりやすいので目を閉じることをオススメします

初級編

姿勢:隙がなく、リラックスした状態を長時間保てる姿勢
これが最善の姿勢だそうです。いわゆる座禅の姿勢が良いとされていますが、自分自身がリラックスできていることが重要なので椅子に座ってやろうが構いません
時間:時間は自由ですが、最初は長時間できないと思いますので5-10分程度がよいかと思います。長くても30分程度で十分です

呼吸瞑想

「自身の呼吸に注意を向けて、呼吸のプロセスに注意を払い、注意がそれたら注意を呼吸に向けなおす」
重要なのは、「注意が反れたら注意を呼吸に向けなおす」こと。正直なれないうちは呼吸にずっと集中するなんて無理です。注意がそれていることに注意できるようになることが重要です

歩行瞑想

「自身の歩行に注意を向けて、歩行のプロセスに注意を払い、注意がそれたら注意を呼吸に向けなおす」
呼吸瞑想とほぼ同じですが、少しわかりにくいと思いますのでより具体的に説明します
(ステップ1)じっと立ち、床や地面に立っている体を自覚します
(ステップ2)注意をしながら1歩足を踏み出し、その足を進めて、足が上がり、前に進み、床を踏みしめる。一挙手一投足全てに注意します

抵抗する力について知りたい方は下記の記事

嫌なことを乗り切るレジリエンスの鍛え方
きつい仕事にあったってしまし逃げ出したいだとか、コンサルでも炎上PJやきつい上司のPJの下で仕事しなくてはならなくなってしまい辞めたい

より詳しく知りたい方は下記の本がオススメ

サーチ・インサイド・ユアセルフ ? 仕事と人生を飛躍させるグーグルのマインドフルネス実践法

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