戦略案件の場合、莫大な調査と資料からかなり短い時間で初期仮設を立ててスライド仕上げて、、、といったことが求められます。
一方で業務系やシステム案件の場合、クライアントの内部についてよく知る必要がありAsis整理期間が1ヶ月以上設けられていることもままあります。
後者は期間も長いですし知見者がPJにいる場合もあり事前のキャッチアップの必要性を甘く考えがちですが、事前調べをしていないがために手戻りを起こす場合もあるのできちんと実施しておくべきです。
本記事では業務系、システム系案件のアサインが決まったor決まる時点で実施しておくべき最低限のことついて記載していきます
事前調べの必要な理由
上述したように、事前調べをしておかないとPJの手戻りや最悪の場合炎上にもつながります。
なぜそのようになってしまうのか理由を記載していきます
外部情報がないがしろになる
業務系やシステム系のPJの多くはBPRを伴うような、かなり内向きのPJです(もちろん例外はありますが)
またPJを進めていく上で、クライアントの業務をかなり細かく知っていく必要がありPJが進むにつれて外部情報の必要性が希薄になっていきます
外部情報を調べるタイミングがなくなる
上述の通り、クライアントの業務を細かく知る上でかなり多くのヒアリングを実施するケースがあります。議事録書いたり、業務フローに落としたり、BFC書いたりなど情報の整理だけでも多くの工数が割かれていき外部情報を調べている余裕がなくなってきます
アサイン直前に実施しておくべきこと
業界について知る
そもそも相手の業界の特徴について知っておかないと、地雷を踏むことになりかねません。
アサインが決まった時点で下記のような本を読んで網羅的に業界の知識を頭に叩き込んでおきましょう。ネットでもよいのでは?と思う方もいると多いますが、知識が網羅的に得られるので初手は書籍からのインプットがオススメです
また余裕があればネットでよいので市場動向や競合他社動向も調べておくとよいでしょう
業界地図
国内の主要メーカーの関係性をざっくりつかむためにおすすめ。他社動向に詳しいクライアントもいるので、業界の力関係をしっておくべき。
四季報と日経の業界地図がありますが、どちらでも良いかと。個人的には四季報の方を見慣れているのでそちらを使うことが多いです。
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業界大研究
内容がきちんと整理されていて、業界動向や業界用語などが知れるので業界大研究がある業界の場合は業界大研究を初手として読んでおくのがオススメです
業界の動向とカラクリがよーくわかる本
業界大研究がない業界の場合は「業界の動向とカラクリがよーくわかる本」がよいかと。多くの業界をカバーしており、コンサルを雇うようなクライアントはどれかの業界に含まれます
ソリューションについて知る
これはPJによって必要な書籍がかなり異なるのですが、例えばS4案件であれば最低限S4の標準的な機能やモジュール名称については知っておくべきです。
事前にMupにオススメの書籍を確認しておくもの良い手かと
まとめ
最近のコンサルファームでは指示されないけど、当然実施しておくべきことについてまとめました。上記プラスで事前に共有された資料読み込みだとか用語の意味整理だとの作業が発生しますが、一般的な知識を持ってからクライアント情報を読むのと、事前知識なしでクライアント情報を読むのとでは理解度が段違いです。
コンサルの質が低迷しているとか言われている中ですが、この記事を読んだ方は是非実践してみてください
もし継続案件であれば下記も参考にしてください 【コンサル初心者】継続案件にアサインされたら実施すべきこと